手を繋いで文化は廻る

世界のあらゆる文化は須く全て繋がっている。それらは互いに手を取り合い、共存共栄し、高めあい、人々をより豊かにする。私は自身が得た文化の一端を伝えていく事でその一助となりたい。

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これからのクラブのポジショニング、 ひいては日本の未来に向けての生存戦略について

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・はじめに

これは、音楽好きな人、クラブが好きな人、

イベンター各位の皆様にお伝えしたいことです。

 

これからの僕たちのポジショニング、

ひいては日本の未来に向けての生存戦略について、

お話しします。

 

結論からいうと、

「日本は歴史・文化・ブランド」で勝負しないといけない。

って話です。

 

その前に、

僕が以前書いた「世界から音楽が消えたなら」

の意図を説明します。これもつながってきます。

 

この記事の意図は、

「文化という方面から、無関心層にアプローチして、

クラブの新規顧客の開拓を狙う」

といったものでした。

順に説明します。

 

・無関心層にアプローチして、

クラブの新規顧客を狙うについて

 

幸いといってはなんですが、

今コロナの影響で、

クラブやライブハウスというものは、

ある意味注目されています。

 

軽い炎上商法のようなものですが、

無関心層にも、

クラブやライブハウスを知る人は、

増えたのではないでしょうか?

 

悪目立ちしただけ、

と思えばそれまでですが、

「無駄な広告費をかけずに勝手に宣伝してくれた」

とポジティブに捉えてもいいのではないでしょうか。

 

これはピンチではなくチャンスです。

新たな客層を獲得するための。

なので、無関心層にアプローチしました。

 

ここまでを消費行動の仮説である、

AIDMAの法則でいえば、

A(attention、注意)、

I(interest、興味)

までのプロセスです。

 

しかし、クラブに来てもらう、

イベントに遊びに来てもらうには、

 

そのあとの

D(desire、欲求)

M(memory、記憶)

A(action、行動)

 

までのプロセスを行わなければなりません。

 

そこで文化からのアプローチが必要になるのです。

 

つまりSDG's的なヨーロッパ型イデオロギー

「歴史・文化・ブランド」を用いた戦いかたです。

 

これが日本が採用するべき世界との戦いかたであり、

クラブもこのアプローチを打ち出すことで、

新規顧客の獲得ができるのではないでしょうか。

(詳しくは落合陽一著「2030年の世界地図」参照)

 

・文化のアプローチ

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SDG'sってヨーロッパが、

アメリカのGAFAMやイノベーションによる

「お金至上主義」に、

対抗する手段として考えたものなんです。

 

SDG'sをざっくり言えば、

「個人情報を守る」

「環境に配慮するのが良い企業」

といった、

「法や倫理」で「お金至上主義」

を押さえ込もうとしているわけです。

 

で、ついでにいうと、

日本はアメリカ型イデオロギーには向いてません。

日本人は0から1を作るのが苦手だからです。

つまりイノベーションしにくい人種なんです。

 

反対に、1から100を作るのは得意なので、

異国文化を独自に発展させた、

「歴史・文化・ブランド」があります。

 

じゃあ向いている方で勝負したほうがよくない?

って話なんです。

 

そんで、日本に向いているヨーロッパが、

SDG'sってのを打ち出した。

じゃあそれにとりあえず乗っかれば良くない?

ってのが落合陽一の本の話です。

 

で、クラブの話なんですが、

じゃあクラブもSDG's取り入れたり、

クラブ独自の「歴史・文化・ブランド」

を打ち出すのは、

戦略的に間違ってないんじゃないか?

って思うわけです。

 

しょうもないマネーゲームからは撤退して、

実のある活動にしようよってシフトチェンジ。

 

大阪でいえば、

万博なんてまさにSDG's取り入れまくると思います。

 

じゃあ早いうちにやっといたほうがいいよね?

 

そしたら、

そういう取り組みが、

新規客の獲得にもつながるんじゃないか。

と思うわけです。

 

そのために、

クラブのポジティブな要素をアピールする。

来たくなるような種を撒いておくってのは、

非常に重要ではないでしょうか。

 

以上が、

「世界から音楽が消えたなら」を書いた理由です。

何かの参考になれば幸いです。