手を繋いで文化は廻る

世界のあらゆる文化は須く全て繋がっている。それらは互いに手を取り合い、共存共栄し、高めあい、人々をより豊かにする。私は自身が得た文化の一端を伝えていく事でその一助となりたい。

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土方巽と舞踏について

 

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吉岡実の「死児という絵」を読み終え、

戦後詩の歴史、当時の空気感、交友関係、

吉岡実の詩感についていろいろ知り、

そこで土方巽のことを知った。

 

吉岡実の詩については、

また別の機会に書くかもしれない。

 

日本にもこういった先鋭的な時代の流れがあったのが、

嬉しかった。知らないだけで、今もあるんだろうけど。

 

たまたま昨日古書店で、

上にあげた土方巽の本を見つけ、

衝動的に手にとった。

 

中身にザッと目を通した限りでは、

土方巽の活動を詳細に記している本。

という当たり前な紹介で申し訳ないが、

読むのが楽しみだ。

 

舞踏にはフランスの匂いがする。

と思っていたが、

ウィキペディアで調べた限りでは、

舞踏はどちらかというと逆輸入的みたいだ。

 

シュールレアリズム自体がフランス的でもあるし、

コンテンポラリーダンス、詩、音楽、

前衛芸術系はフランスのものが好きだ。

 

数年前に、奥野衆英さんの講演を観たことがあり、

マイム、つまり身体を使った芸術表現に興味を持った。

 

それと舞踏は近いものがあるし、

「何を」表現するのかの微妙な違いだけで、

本質的なところは変わらないと思う。

 

そして、

詩にしても、音楽にしても、

映像、舞踏にしても、

文化としては皆繋がって、

一つの時代を作っていた。

ということがわかって面白い。

 

60年代ぐらいの日本の文化の流れを、

もっと掘り下げて調べてみようと思った。

 

土方巽の舞踏作品は、

YouTubeで何本かみることができる。

 

やはり実際に舞台を観てみたかった。

 


土方巽 Hijikata Tatsumi - 肉体の叛乱 (1968)

 

あと、土方巽の資料が、

慶應義塾大学のアートセンターにアーカイブされているらしい。

 

東京に行く用事があれば、

ぜひ寄ろうと思った。

瀧口修造さんの資料もあるらしいし。

 

慶應義塾大学アート・センター(KUAC) | KUAC

 

 

なんにせよ、

土方巽や、

吉岡実について、

俄然興味が湧いた。

 

日本の文化も知れば面白い。

 

発見に充実した日々を送っています。

それでは。