【フットボール戦術批評感想】サッカーにおける勝敗の要因とは何なのだろうか?
Instagramより。
サッカーにおける勝敗の要因とは何なのだろうか?
フォーメーションに於ける個々の役割とは何なのだろうか?
ふと気になり出したのはもう何年も前になるが、
その沼にハマるきっかけになったのはあるサッカー戦術ブログだった。
その管理人や、Twitterでフォローしているアナリスト、
ブロガーさんなどが本誌に寄稿されているとあって、手に取った次第である。
戦術の最先端、過去から脈々と受け継がれている哲学。
そんなものが色々な角度から解説されている。
一番面白かったのは、
リバプールの守備コンセプトの一つとして挙げられていた4スロープ。
相手ボールホルダーに対し、
この魔法陣を展開。前から4-3-2-1とプレスを仕掛ける。
戦術に於いて、これほど明解で、
かつ実行し易い守備コンセプトを就任数日で示したクロップの手腕やいかに。
ナーゲルスマン・ライプツィヒの三角形もこの路線に近いプレス戦術。
というか、源流がラングニック、
サッキなので近くなって当たり前なのだが。
サッカー店長もとい龍岡歩氏の、
「マンCが何故勝てなくなったのか?」の解説もわかりやすい。
今シーズンの不調は、
DFの相次ぐ故障の所為と言ってしまえば身もふたもないが、
それがどう試合に影響するのかを具体的に説いてくれていた。
サッカーの4つの局面、
・攻
・守
・守→攻
・攻→守
そのどの局面にも強くなる事が今後のトレンドの一つとなるが、
それはまさしくトータルフットボールと言い換えてもいいと思う。
クライフを源流とする攻撃側からの解釈か、
サッキを源流とする守備側からの解釈か、
はたまたどちらでもないのか、
未来が楽しみです。