時間は未来から流れている
時間は未来から流れている。
そもそも時間という概念自体人間が作り出したものでしかないのかもしれません。
しかし西から登ったお日様が東へ沈む様に、地球が回っているという事はバカボンのパパでも知っている事実であります。
少なくとも、人間が生まれて、そして死ぬという事はこの世界のプログラムに組み込まれています。
冒頭に戻りますが、時間は未来から流れる。
イメージ的には上流からの川の流れに対面しているかんじでしょうか?
この考え方は心理学的にはフロイトの考え方とは逆で、ユング的な考え方に近いです。
未来の自分の為に、故に、今の自分が形成されている。
過去があったから今の自分があると言った、フロイトやジェームスアレンの、トラウマや、原因と結果の法則の考え方が刷り込まれがちですが、例えばアドラー心理学では、事象は過去ではなく未来から作られると主張しています。
アドラー心理学は言わばプロファイリング的な、自分がこういった状況になって欲しい、理想の未来を形成したいという動機によって今があるという考え方です。
トラウマという概念も無く、
と言うのは、過去にトラウマになり得る様な出来事があったとしても、それをトラウマと取るかどうかは本人次第であり、例えばAという事象が発生したらBという選択肢しか無い。と言う事はあり得ないからです。
シビアな話かも知れませんが、
例えば他人からイジメられたという行為によって、
誰しもが引きこもりになるとは言えない。
倫理的な観点は抜きにして、逆にいじめ返す事も、外に出ずっぱりになる事も有り得るのです。
なので、引きこもりになる動機、例えば面倒な人間関係から抜け出したい、両親から前より優しくして欲しい、四六時中家でゆっくりしたい、アバウトですがこういった動機が存在する。というのがアドラー心理学の中の一つの考え方です。
各々心の在り方は違うので、
事象による結果は様々です。
話が逸れました。
何が言いたいかというと、
過去の自分が自己を確立しているわけでなく、
未来の自分に今の自己が辿っている。
という見方もできるわけです。
と、いうか自覚の有無はさて置き、
人間は理想の未来に行き着くための選択肢を取り続けています。
こんなはずではなかった。
という現状があるのなら、
それはホメオスタシスのフィードバックにズレが生じているだけであり、
では、どうあるべきだったのか?
と、ホメオスタシスを修正すれば良いだけである。
行動や思考や言葉、
特に言葉の力は絶大で、
自分を生かすも殺すも言葉ありきです。
そのくらい言葉に気をつけていなければ、
自分にとってマイナスな言葉を吐いて、
日々を無駄に浪費しているかもしれません。
将来あなたはどんな自分になっているでしょうか?
未来の自分を手繰るのは貴方自身でしかなく、他者ではありません。
時の流れに身を任せるのも一興だとは思いますが、人には流されぬように。
貴方の時間を過ごしてください。
では、また!