太コ
猥雑な?!・…」+達が
砂を散らすように無造作に
醜悪に、軽やかに、
いる
それらが呼び集まり
群集となると、ひとつの黒い点となって
自然の摂理に抗うように
陽気な生命力にとりついていく
破裂する自己
金属が液体になる音
生暖かい野菜で殴打したような
感触
空気が酩酊している
誰も逃れられない
熱を帯びた堕胎
プラタナスに寄りかかる鵺
原始的ニュアンスが小宇宙のなかで
裂ける
破滅的な猿が痺れを切らして脳髄に挿入する
どう歩くのかわからない
は!
運動場の足跡
ニューヨークの裂け目
激しさを増す静寂
8時34分の足音がこだまする
ソフトクリームを冷ますような息遣いで
行動をかすめる
歩き始めてだいぶ経つのに
母はまだスプーンを洗っている
北京原人が更新する先は椅子
オープンソースの薬莢
まだ
大腿骨を塗る
溶ける混ざる弾ける
乳飲児
放電っぱなしの風向きは緑色
ドン!
麦畑を嗜むように
箸の先に柔和が稜線に消える
行方知れずの五月
Rボタンは押していない
鍵付きの糠
もやしの速度違反を切られ
眉を微動する高層ビル
雲母
屑鉄
折衷する果樹園
Le the de laずに
小指を曲げたまま
今日は暑かった
フルートの中に藍色を見た!
フルートの中に藍色を見た!
誰だって密やかな発見に
ほくそ笑んで良い権利が
在っていいはずではないかというのに未だ
僕たちのシュレッダーは
言う事を聞かない駄々捏ねる猫
建坪なんか端数を切り上げれば良い
言葉に責任は持たない
しかし
フルートの中に藍色を見た!
フルートの中に藍色を見た!
私は高らかに歌う
吹聴する
芒のしげる曖昧に
自らの光の中に
地下から湧き出る迷いの影に
浮き足立っている
そんな風に見せかけても
油絵の匂いにデンハーグがあっても
構わない
一向に構わない
正統性の必要性はない
脳裏の真理に在ればいい
本当は表の色と同じだと
知っていながら
力強く
艶かしく
調子良く
一寸の難しさに躍り
まず離れなければならない
事実という窖
フルートの中に藍色を見た!
そういうふうに
生きたかった
無限回廊
踵を返して
直走る
そんな妄想に囚われて
夢は夢のまま
ある境に
コンクリートの柱の先に
放り出される
名残惜しい夏
空中を飛来する無限が
私の郷愁に絡みつく
夕陽の棚の中に
デジャブが張り付いて
瞬く間に幾つかの
柔らかい感情に撫でられる
とても愛おしい束
狂ったようにはねる飛魚に
OPSをつける分析者
行方知れずのものには
半永久的LUSHを与えられる
機会は無として横たわり
管理社会にはじき出された管理社会の中で
実存への希求
忘我する盲に
なりたかったわけではないだろうと
OPSをつける分析者の談
肩肘にかする声
あおいあおいプラスチック
阿弗利加には人類の名残がある
空説なのか知らないが
要らない聞き齧りで後手の現実と
バスの後ろ姿を追いかける
ようなどうしようもない焦燥と右腕
その左側に位置するサボンの香り
笑いかける
屈託もなく
理想像の佇まいで
煩いくらいに
私は哀願するように聞く
バスの顔面は何色であったかと
「それはのっぺりした青を基調に
白との二色でいかにも大衆的
緑の中ではさも目立ち
だが嫌悪を抱かない
無関心にも似た
必要よりは下の
アンケート用紙の数はまばら」
言葉を糸間なく紡ぐ姿は
視ることによって実際し
現れた悲しみに
俺や僕も混ざり合って
私はなんだかもうやるせなくなり
甚だやるせなくなり
EV自動車の横で
踵を返して
直走る