手を繋いで文化は廻る

世界のあらゆる文化は須く全て繋がっている。それらは互いに手を取り合い、共存共栄し、高めあい、人々をより豊かにする。私は自身が得た文化の一端を伝えていく事でその一助となりたい。

MENU

太コ

f:id:rikiyafrt:20201103200615j:image

 


猥雑な?!・…」+達が

砂を散らすように無造作に

醜悪に、軽やかに、

いる

 


それらが呼び集まり

群集となると、ひとつの黒い点となって

自然の摂理に抗うように

陽気な生命力にとりついていく

 

 

 

破裂する自己

金属が液体になる音

生暖かい野菜で殴打したような

感触

空気が酩酊している

誰も逃れられない

熱を帯びた堕胎

プラタナスに寄りかかる鵺

原始的ニュアンスが小宇宙のなかで

 裂ける

破滅的な猿が痺れを切らして脳髄に挿入する

どう歩くのかわからない

 


は!

運動場の足跡

ニューヨークの裂け目

激しさを増す静寂

8時34分の足音がこだまする

ソフトクリームを冷ますような息遣いで

行動をかすめる

歩き始めてだいぶ経つのに

母はまだスプーンを洗っている

北京原人が更新する先は椅子

オープンソースの薬莢

まだ

大腿骨を塗る

溶ける混ざる弾ける

乳飲児

放電っぱなしの風向きは緑色

     ドン!

麦畑を嗜むように

箸の先に柔和が稜線に消える

行方知れずの五月

Rボタンは押していない

 


鍵付きの糠

もやしの速度違反を切られ

眉を微動する高層ビル

 


雲母

屑鉄

折衷する果樹園

 

 

 

Le the de laずに

小指を曲げたまま

今日は暑かった

 

 

 

フルートの中に藍色を見た!

f:id:rikiyafrt:20201103200224j:image

 

フルートの中に藍色を見た!

誰だって密やかな発見に

ほくそ笑んで良い権利が

在っていいはずではないかというのに未だ

 


僕たちのシュレッダーは

言う事を聞かない駄々捏ねる猫

 


建坪なんか端数を切り上げれば良い

言葉に責任は持たない

 


しかし

 


フルートの中に藍色を見た!

フルートの中に藍色を見た!

私は高らかに歌う

吹聴する

芒のしげる曖昧に

自らの光の中に

地下から湧き出る迷いの影に

 


浮き足立っている

そんな風に見せかけても

油絵の匂いにデンハーグがあっても

構わない

一向に構わない

正統性の必要性はない

脳裏の真理に在ればいい

本当は表の色と同じだと

知っていながら

力強く

艶かしく

調子良く

一寸の難しさに躍り

まず離れなければならない

事実という窖

 


フルートの中に藍色を見た!

 


そういうふうに

生きたかった

無限回廊

f:id:rikiyafrt:20201103200012j:image

 

踵を返して

直走る

そんな妄想に囚われて

夢は夢のまま

ある境に

コンクリートの柱の先に

放り出される

 


名残惜しい夏

空中を飛来する無限が

私の郷愁に絡みつく

夕陽の棚の中に

デジャブが張り付いて

瞬く間に幾つかの

柔らかい感情に撫でられる

とても愛おしい束

 


狂ったようにはねる飛魚に

OPSをつける分析者

行方知れずのものには

半永久的LUSHを与えられる

機会は無として横たわり

管理社会にはじき出された管理社会の中で

実存への希求

忘我する盲に

なりたかったわけではないだろうと

OPSをつける分析者の談

肩肘にかする声

あおいあおいプラスチック

 


阿弗利加には人類の名残がある

空説なのか知らないが

要らない聞き齧りで後手の現実と

バスの後ろ姿を追いかける

ようなどうしようもない焦燥と右腕

その左側に位置するサボンの香り

笑いかける

屈託もなく

理想像の佇まいで

煩いくらいに

私は哀願するように聞く

バスの顔面は何色であったかと

 


「それはのっぺりした青を基調に

白との二色でいかにも大衆的

緑の中ではさも目立ち

だが嫌悪を抱かない

無関心にも似た

必要よりは下の

アンケート用紙の数はまばら」

 


言葉を糸間なく紡ぐ姿は

視ることによって実際し

現れた悲しみに

俺や僕も混ざり合って

私はなんだかもうやるせなくなり

甚だやるせなくなり

EV自動車の横で

踵を返して

直走る