【映画感想】タランティーノのヘイトフルエイト
「あらすじ」
舞台は山の上のロッジ、登場人物は吹雪でロッジに足止めを食らい、
一夜をともにすることとなったワケありの7人の男と1人の女。
そこで起こる密室殺人。
一体誰が、何の目的で?
吹雪が作り出す密室で、疑心暗鬼で張り詰めた緊張をほぐすため、
またお互いを探り合うため、他愛のない会話をかわす面々。
やがてそれぞれの素性がすこしずつ明らかになり、
偶然集まったかに見えた彼らの過去が繋がり始めた。
そこで再び、予想を超えた出来事がー。
「感想」
今更タランティーノ。
スリリングという一本槍だけ携えて、
シーンは次のシーンを観させる為だけにあるかのようで、
コピーライターに転職しても巨万の富を得そう。
予想の斜め下から話が膨らんだり、
何気ない会話が伏線になっていたり、
その人にしかわからない記憶から導き出された推論が的を射ていたり、
グロもバイオレンスも、
これらは結局スパイスで、
鑑賞者の目を画面に釘付けにする悪魔的な映画の大事な要素なのだと思う。
それなら二本槍ではと横槍を入れてみる。
一つの舞台でこれだけの妄想を描き切るのは凄い。
映画情報
Wikipediaより引用